ひつじのよる

主に報われない恋愛の話

将来のはなし

子どもの頃はなんとなく、自分は親と同じように26歳くらいで結婚して、28歳くらいで1人子どもを産んで、平凡な生活を送っているんだろうなぁと思っていた。

実際は、24.25を超えたあたりでまともな彼氏を作って結婚することの難しさを痛感し、自分の理想通りになることを諦めていた。

 

同じように拗らせ恋愛をしている友だちと、会うたびにお酒を飲んでは不毛な話を繰り返し、お互いの傷を舐め合っていたように思う。

そんな中でも、ちゃんとした彼氏ができ、男関係を清算したり、同棲を始めたり、次のステップを踏み出す友人が少しずつ出てきた。

 

自分の中で焦る気持ちが出る一方、自分のような恋愛不適合者を真っ直ぐ愛してくれる人なんて現れるはずない、と人を信じることがなかなかできなかった。

 

でも、今の恋人と出会って人に愛される喜びを知ることができた。

1年ほど経って、お互い相手に思うことは出てきているな、とは思うけど、どんな時も私に愛を伝えてくれて、不安を感じることはほとんどない生活を送れている。

きちんと将来の話もできて、もうすぐ一緒に住むこと、お互いの両親に挨拶に行くこと、結婚の話、少し先に住む場所の話とかいろんな「これから」を2人で想像できる。

それってすごく幸せなことだな、と最近改めて感じている。

 

幼い頃の自分が思い描いた未来とは少し違うけど、今の自分はとても心が満たされていて幸せなんだよ、と大失恋をして泣いていた時の私に教えてあげたい気持ちだ。

 

でもやっぱり今までの経験上、自分がこんなに誰かに愛されていいわけない、騙されてるんじゃないか、とかそう言う雑念は消えない。

だから、「もしかしたらうまくいかないかもしれない。あまり期待はしないでおこう」、と傷つくことになった時のために少し保険をかけながら、自分の今を楽しんで過ごせたらな、と思う。

 

春は何かと忙しい季節ですが、皆様お身体にお気をつけて、お互い健康に過ごしていきましょう。